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遠藤水城「アメリカまで」
¥1,650
SOLD OUT
キュレーター遠藤水城によるインタビュー集。 2007年1月に録られた5つのインタビューと、6月に返信された1本のメールインタビューを収録。 会話の中で見えてくる、身にしみ込んできたアメリカの影響。 日本のアートは何を足場として、そこからどこへ行くべきなのか。 =============================== 僕には「作品」や「批評」ではない「なにか」がアメリカから日本へ導入されてきたように思えるのです。もっと言うと、仮に ネオ・ジオや アプロプリエ--ション・アートなどが日本で大きく紹介されたにせよ、問題はそこにはなく、むしろ「現代美術」という奇妙な空気そのものが導入されたのではないか、と僕は考えており、その「奇妙な空気」に実体を与える何らかの制度化がいつの間にか為されてしまったのではないかという印象を受けるのです。「いつの間にか」というのは僕が若輩者だからであって、実際はもっと生々しいものだったのかもしれませんが。 「アメリカのアート」の特質とはなんなのでしょうか?そこから何を学ぶべきなのでしょうか?これまでの日本のアーティスト/キュレーター/批評家の方々は何を学び、何を賞賛し、何を見なかったことにし、何を日本に導入したのでしょうか?(前書きより) =============================== 2009年10月15日 初版発行 著者 遠藤水城 編集・脚註作成 小山冴子 装訂・組版 尾中俊介(Calamari Inc, ) 発行者 小山冴子 発行所 とんつーレコード 印刷・製本 大村印刷株式会社 *** ※あとがきの中で、著者が謝辞を述べている逢坂恵里子さんのお名前に誤りがありました。 文中では「恵美子さん」となっていますが、正しくは逢坂恵理子さんです。 また、リンクしている著者アメリカ滞在中のブログ「アメリカにて」のアドレスに誤りがあります。正しくはhttp://americanit.exblog.jp/ です。 謹んで訂正し、お詫び申しあげます。
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梅田哲也「 ◯(しろたま)」
¥3,135
※CDドライブや再生機をお待ち出ない場合、ファイル便等で音声データ(mp3もしくはWAV)をお送りすることもできますので、その場合は購入時に備考欄よりご連絡ください。 ライブパフォーマンスやインスタレーションなど、様々な形態で作品発表を続ける作家、梅田哲也。 本人による音楽CD『サントラ』と、渡邉寿岳による映像作品DVD『時間のそこ』の2枚組セット。 『サントラ』 2006-2009年の録音。ジャケットに記載されている素材からは想像できないほど、その音はクリアで生命力に満ちている。 インスタレーションを使っての録音やロンドンでのワークショップでの録音などを含む5トラック。 1. ステン℃ (2007年、作業部屋にて) 2. メッス (2008年、フランス) 3. 泡 (2009年、札幌) 4. 教室4 (2008年、茨城) 5. lonkama (2006年、ロンドン) 『時間のそこ』 2007 年サンフランシスコ市街各所で行われた、展覧会、ライブパフォーマンス、フィールドレコーディングなどを含めたプロジェクト『Waitool Sounds』の記録と、2008年茨城県アーカススタジオでの日没から夜明けまでの、2晩だけの展覧会『ミッドナイトエキシビション(門)』の記録映像 (渡邉寿岳による撮影)を基点に、ライブパフォーマンス、作品の記録映像、梅田自身の撮影したショートフィルムの断片、フランスの風景、ウィーンの空間、舞鶴の海、地下でのレコーディング風景など、様々な場所で様々な人の手を介して撮影された映像をカットアップした作品。 朝と夜が混じり、町、音、光、たくさんの風景が重なる。 ドキュメンタリーでも、物語でもない。 時間軸や、主人公すらいない。 まるで音の粒の集まりのような、映像作品。 エンジニアの西川文章の整音による高音質なサウンドトラックにも注目。 予告編> https://youtu.be/ZFcvuEpoVdU ーーーーーーーーーーーーーーー 『時間のそこ』 監督:渡邉寿岳 出演:梅田哲也 堀尾寛太、植野隆司、さや、石井モタコ、渡邉カント作郎、Tape、ASS、東岳志、河村陽介、Jon Almaraz、煙巻ヨーコ、大城真、時里充、桝本航太 撮影・映像提供:渡邉寿岳、梅田哲也 村上誠、内橋華英、小西小多郎、桂悠介、植野隆司、堀尾寛太、中沢聡 整音:西川文章 『サントラ』 録音・整音:梅田哲也 イラスト/文/カバーデザイン:梅田哲也 プリントデザイン:村部悠蔵(GRAPH) 写真:河村陽介、高橋あい、山路智恵子、井上嘉和、小西小多郎 発行者:小山冴子 発行所:とんつーレコード ーーーーーーーーーーーーーーー 2009年10月10日 発行 2009年11月15日 リリース
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野村誠「ノムラノピアノ」
¥2,618
※CDドライブや再生機をお待ち出ない場合、ファイル便等で音声データ(mp3もしくはWAV)をお送りすることもできますので、その場合は購入時に備考欄よりご連絡ください。 作曲家であり、鍵盤ハーモニカ・ピアノ演奏家である野村誠の、はじめてのピアノソロアルバム。 どこまでもどこまでも広がっていくような軽やかな音、時に地響きを立てるような力強い低音、リズム。 柔らかで優しい楽曲や、奔放に走り回るような即興演奏、鍵盤から指が離れるときの、残響のハーモニクスを使った演奏など、様々な曲や音が、この一枚に収録されている。 +++ ピアノの音響のためにと特別に設計されたホール「スティマー・ザール」(滋賀)での12曲と 青森の展覧会の会場で録音された2曲の計14曲、68分。 特にスティマー・ザールでの録音は、ピアノの振動を殺さないように開発された器具「スティムフューチャー」を使い、宙に浮いているのと同じような状態にさせたピアノを使用して録音されている。 ピアノ自体の動きや空気の揺れすらも伝えてくれるようだ。 << 収録曲 >> 01. はじまり 02. オルガンスープ 03. クリミ 04. スティマーザール 05. インテルメッツォ 06. 仰臥裸婦 07. 泰西風俗図屏風 08. ロイケ 09. 銀河 10. 目をつぶる 11. 弦 12. ハーモニクス 13. 音楽畑 14. 根楽のあと ジャケットのアートディレクションを担当したのは、20年来の友人である美術家の島袋道浩。 野村とともにこのアルバム全体のプロデュースも行っている。 島袋による撮りおろしの写真集にも注目。 舞台音響を手がけてきた薮公美子による録音と、片岡祐介によるマスタリングで、 録音された空間をも感じさせる、採れたての音が封入されている。 ーーーーーーーーーーーーーーー 野村 誠 『ノムラノピアノ』 プロデュース:野村誠+島袋道浩 作曲・演奏:野村誠 録音:薮公美子 調律:上野泰永 マスタリング:片岡祐介 録音会場:スティマー・ザール(滋賀)2012.2 国際芸術センター青森(青森)2012.9 アートディレクション・写真:島袋道浩 デザイン:林琢磨 ーーーーーーーーーーーーーーー 2013年8月31日 リリース
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Maher Shalal Hash Baz 『Hello NewYork』(CD)
¥1,980
ブルックリンを拠点にするレーベル「OSR」より2016年5月にリリースされたマヘル・シャラル・ハシュ・バズの新譜。ライブ公演をオープンリールで録音したらしく、「音質に独特のヨレがあります」と語るのは工藤冬里。 「塩ケ森」や「unknown happiness」など、ライブでもよく演奏される楽曲や往年の名曲「Epignosis」、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Dulce Juana(Sweet Jane)」のカバーも収録。異色なのはファレル・ウィリアムスの「HAPPY」のカバーを収録しているところ。 ハロー、ニューヨーク! CDは、LP収録の24曲の他、別テイク10曲を含む34曲入り。 Maher Shalal Hash Baz/『Hello New York』 マヘル・シャラル・ハシュ・バズ / ハローニューヨーク CD (34曲収録) 1.Manson Girls 2.Unknown Title 3.Who Are You 4.Haarp 5.Shiogamori 6.Long Been Half Hearted 7.Banksy 8.That's All I Would Get 9.Mobile 10.Ferryboat 11.Dulce Juana 12.Shoes 13.Epignosis 14.My Back Page 15.My Back Page 2 16.My Back Page 3 17.My Back Page 4 18.Miss You My Baby Doll 19.Funeral March 20.If I Had A Gun 21.Happy 22.Too Many Wives 23.Psalm For You 24.Unknown Happiness 25.Long Been Half Hearted [alt. take] 26.Unknown Happiness [alt. take] 27.Unknown Happiness [alt. take 2] 28.That's All I Would Get [alt. take] 29.Epignosis [alt. take] 30.Mobile [alt. take] 31.Who Are You [alt. take] 32.Manson Girls [alt. take] 33.Manson Girls [alt. take 2] 34.Ferryboat [alt. take] art concept by Tori Kudo // photography/design by Christina Schneider recorded live in September 2014 at Manual FX , Brooklyn on Tascam 388 reel-to-reel mastered for vinyl by Kramer at Noise Miami sequenced by Heat Wilson 10 extra tracks are available on the CD version Corneli : some guitar , percussion Arrington de Dionyso : bass clarinet , singing on 4 Mako Hasegawa : bassoon , singing Kenji Kubota : main guitar Tori Kudo : main guitar , singing , elec. piano on 23 Jeremy Latch : some clarinet Sam Lisabeth : some guitar Momoko Maejima : melodica Quentin Moore : guitar , conclusion guitar Shun Naomi : bass Naoki Otani : trumpet Chie Ozeki : recorder , trombone , singing Zach Phillips : engineering , mixing , some elec. piano , diatonin malakon clavichord on 21 Aiko Sakamoto : main percussion Christina Schneider : some guitar , singing on 4 Julie Stevens : some guitar Tsukasa Takahashi : main percussion Teruki Tamayanagi : xylophone Colin White : some guitar "In New York, we played John Cage first, then played 'Sweet Jane' on flamenco. At the beginning of 'Sweet Jane,' I tried to say 'Hello New York.' I didn't know whether my voice carried well. I said 'Hello New York' again. That was enough for me about New York. One of my dreams ahs come true." -- Tori Kudo 11 is by the Velvet Underground 21 is by Pharrell Williams released May 5, 2016